レンダリングで奥行きを表現・強調したい
レンダリングを行う際に奥行きを表現・強調したい場合は、カメラの「焦点」や「DepthPlus」を
活用することで奥行きを表現・強調することができます。※「DepthPlus」はStandard以上の製品が必要です。
カメラウィンドウの「焦点」は Shade3Dに標準で搭載された機能です。
図形ウィンドウをクリックした位置を基準として奥行きに向かってピンボケさせる表現を行うことができます。

具体的な手順として、焦点を合わせたい位置をクリックして三次元カーソルを固定後、
カメラウインドウ > 詳細設定 > 焦点ボタンをクリックします。

ピンボケする範囲・強さを指定するためには、カメラウインドウ > 詳細設定 > 焦点ボタンの
横にあるスライダーを調整することで、指定することができます。
なお、下記の画像では、焦点の値を「0.12」としています。

【注意】焦点の効果をレンダリング結果に反映させるには、レンダリング手法をパストレーシングを選択する必要があります。
また、Standard以上に搭載された「DepthPlus」を利用することでも詳細な焦点距離を表すこともできます。
詳しくは以下のWebサイトをご確認ください。
・レンダリングで奥に行くにしたがってぼかす (被写界深度 : DOF)
https://knowledge.shade3d.jp/kb3270
焦点位置を工夫して、被写体の前後がボケる設定にすることで、より奥行きを強調したレンダリング画像を得ることができます。