コースティクスとは ?
コースティクスは、透明+屈折または反射の表面材質を持つ形状に光が入った場合に、光が集積する効果です。
レイトレーシングやパストレーシングなどの、視点からのみのレイトレースが行われるレンダリング手法では表現できません。
「フォトンマッピング」を使用することでレンダリングに反映させることができます。
コースティクスがないレンダリングは以下のようになります。
虫眼鏡に光を当てても、透明なレンズはすり抜けてしまいます。
コースティクスを使用した場合は、以下のように光の集積が表現されます。
色の収差については、表面材質での「収差」で与えます。
イメージウィンドウの設定の「大域照明」タブの「大域照明」で「フォトンマッピング」を選択。
フォトンマッピンググループの「コースティクス」と「コースティクス収集スケール」でコースティクスのパラメータを指定します。
「コースティクス」の左のチェックボックスをオンにするとコースティクス用のフォトンを発生させます。
「コースティクス」の数値入力部により、反射や屈折する形状に対してコースティクス用のフォトンを数値倍飛ばします。
「コースティクス収集スケール」は、
フォトンをシーンに飛ばした後の、コースティクスを集める2次工程での収集スケールを指定します。