ボリューム設定(ボリュームレンダリング)の使い方
ボリュームレンダリングは、Standard/Professional版で使用できます。
ボリュームレンダリングを使用することで、透過する表面材質で内部が詰まった表現を行うことができます。
ボリューム設定の使い方
表面材質で「基本設定」の拡散反射を0、光沢1を0、透明を1にします。
これで形状は完全な透明になります。
表面材質の「ボリューム設定」で種類を「ボリュームレンダリング」にします。
レンダリングすると、中身が詰まった表現となりました。
ボリューム設定のパラメータを調整
ボリュームレンダリングのパラメータとして「減衰距離」「散乱色」「透過色」「発光」があります。
「減衰距離」はボリュームの濃度を指定します。
明るさ1.0の光が形状に入射してこの減衰距離に入ると、明るさが0.0になります。
形状の厚みにより透過具合を調整することになります。
以下は、サイズが520mm x 500mm x 396mmの形状に対して
減衰距離を200/500/1000(デフォルト)/1500と変化させた場合のレンダリング結果の比較です。
減衰距離が大きくなるにつれて、透過度が上がっていきます。
「散乱色」はボリュームの適用率を指定します。
ボリュームの色に相当します。
「透過色」は、半透明となる部分の色、影の色を指定します。
「発光」は、ボリュームの発光色を指定します。
また、表面材質のマッピングレイヤを使用することで、煙のようなノイズが乗った表現を行うことができます。