等角図を表現したい
CADで使用される「等角図」をShade3Dで表現したい場合、
カメラは「透視投影」ではなく「平行投影」にする必要があります。
等角図とは ?
形状を斜め上から俯瞰した図です。
直交するXYZの3軸が120度に交わって見えるように投影します。
等角図にする手順
等角図にするには、カメラの「向き」と「平行投影」の指定が重要になります。
カメラはオブジェクトカメラを配置します。
カメラの向き
ツールボックスの「作成」-「光源/カメラ」-「オブジェクトカメラ」を選択し、
図形ウィンドウでドラッグして、オブジェクトカメラを配置します。
この段階では、視点/注視点はまだ適当で問題ありません。
ブラウザでオブジェクトカメラを選択し、形状情報ウィンドウの「カメラ属性」で「視点」と「注視点」を指定します。
このときに「視点」は任意の位置で問題ありませんが、「注視点」は「視点」から(500, -500, 500)ずらした位置を指定しました。
これは、+X/-Y/+Z方向に斜め45度を向いた角度になります。
統合パレットのカメラウィンドウで、オブジェクトカメラを選択しておきます。
カメラを平行投影にする
統合パレットのカメラウィンドウで、「平行投影」チェックボックスをオンにします。
もしくは、透視図のナビゲーションツールで「平行投影」のアイコンをクリックします。
カメラを平行移動する
透視図のナビゲーションツールで「スクロール」をドラッグすることで位置を変更します。
このとき、カメラの向きは変えないようにしてください。
視点/注視点を同時に平行移動させるようにします。
カメラをズームイン/ズームアウト
カメラのズームイン/ズームアウトは、
カメラが平行投影の場合は、被写体までの距離を変えても透視図での見た目は変化しません。
統合パレットのカメラウィンドウで「表示」の「スケール」を変化させると、
カメラのズームイン/ズームアウトを行うことができます。