パストレーシング時のサンプリング数を上げて、ノイズを低減する

パストレーシングでレンダリングする際に、特に室内シーンの場合は初期状態の設定ではノイズが出てしまいます。
これは、ピクセルごとのサンプリング数が足りないことにより起こります。
下画像は、パストレーシングで「イラディアンスキャッシュ」をオフにしてレンダリングした画像です。

イメージウィンドウ左上の三角をクリックして設定を出し、
「その他」タブの「レイトレーシングの画質」でピクセルサンプリング数を調整できます。
ここでの「サンプリング」は、視点からスクリーンの1点に対してレイを飛ばした場合に
1ピクセル内でどれだけのレイを飛ばすか、の指定になります。
レイは視点から飛ばされた後、拡散反射面に衝突すると半球状でランダムに反射していきます。
「レイトレーシングの画質」は初期状態では50となっています。
この値がサンプリング数の二乗に比例する数値になります。

この数値を上げてレンダリングすると、ノイズが軽減されます。
下画像は、「レイトレーシングの画質」を300にしたものです。

この値を上げるとレンダリング時間がかかるようになりますが、より精度の高いレンダリング結果が得られます。

室内シーンの場合は、サンプリング数を増やしても高周波ノイズはなかなか軽減しにくいです。
ある程度のサンプリング数を指定してノイズ低減が確認できた後は「イラディアンスキャッシュ」をオンにすることで、
速度と品質を両立したレンダリングができるようになります。

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