フォトリアルなライティングを表現したい。

大域照明(パストレーシング、フォトンマッピング)を使用したレンダリングでは、exr/hdrといったダイナミックレンジを持つ
イメージ(HDRI:High Dynamic Range Image)を「背景」ウィンドウに指定することで、背景自身が光源として反映させ、
自然光に近いフォトリアルなライティングを表現することができます。

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■ポイント
HDRIに関する詳細は以下のWebサイトをご確認ください。

・HDRIとは ?
https://knowledge.shade3d.jp/knowledgebase/hdriとは

・背景とIBL
https://tutorials.shade3d.jp/背景とibl/post/3238
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01
ShadeExplorerの「プリセット」-「背景」から「Park_of_pine_1.shdbgr」をダブルクリックして背景ウィンドウに読み込んでください。
ShadeExplorer - 背景

■ポイント
「Park_of_pine_1.shdbgr」は背景ウィンドウの設定ファイルです。
イメージにはHDR画像が読み込まれ表示されます。

02
背景として使用するhdr/exrファイル自身は、数値的に明るさの単位も持っていません。
そのため、レンダリング時には現実よりも暗すぎたり明るすぎるということが起きることがあり、背景の「光源としての明るさ」を調整する必要があります。
統合パレットの背景ウィンドウの「光源としての明るさ」より調整してください。
背景 - 光源としての明るさ

03
必要に応じて、統合パレットの無限遠光源の「明るさ」やスポットライトや点光源などの光源の明るさを調整してください。
無限遠光源 - 明るさ/環境光

04
レンダリングメニューより「レンダリング設定」を選択し、「大域照明」の「パストレーシング」を選択してレンダリングを行ってください。IBL表現は、大域照明を使用しないと反映されません。
レンダリング設定

■ポイント
「ラジオシティ」「フォトンマッピング」では使用できません。

05
IBLの効果が反映してフォトリアルなライティング表現を行うことができます。
背景には360度のパノラマ画像を適用されており、3D空間自体に背景が適用されているため、カメラウィンドウからアングルを変更しても、角度に応じた背景が表示されます。
アングル変更1

アングル変更2

アングル変更3

アングル変更4

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