ポリゴンメッシュのエッジベベルをきれいに行いたい

ポリゴンメッシュのエッジベベル（稜線を選択した状態で「ベベル」を実行）を行うときに、
三角形が含まれる場合、面の偏りがある場合はエッジベベルはきれいにできません。
下画像は、ブール演算で穴を開けたポリゴンメッシュでエッジベベルを適用した例です。

この場合は、正しくエッジベベルがかかっていません。

この問題を解決するには、エッジベベルを適用する稜線付近の三角形を極力減らして、面の接続を単純にするのが有効です。
形状編集モード＋面選択モードに移行し、複数の面を選択します。
ツールボックスで「編集」-「メッシュ」-「結合/除去」-「面の結合」を選択します。

これで選択された複数の面は1枚になります。
もう片側も同様に、面を結合します。

穴あきのポリゴンは1枚では表現できないため、2つに分けるようにしました。

裏面も同様の処理を行います。

形状編集モード＋稜線選択モードに移行し、ツールボックスより「編集」-「メッシュ」-「編集」-「ベベル」を選択し、
穴部分の稜線を選択してエッジベベルを適用します。

これでうまくエッジベベルが適用されました。

注意点として、エッジベベルの中心となる選択された稜線と、隣接する面の稜線の角度が鋭角の場合は失敗する場合が多いです。

エッジベベルの中心稜線と隣接面での稜線は、直角に近い方が成功しやすいです。