レンダリング時のエフェクタとは ?
レンダリング画像に対して、2次元的に色情報を書き足すまたは元画像を書き換える機能を「エフェクタ」と呼びます。
これはレンダリングが完了した後の画像に対して行われます。
これらをまとめて「ポストエフェクト」と呼んでいます。
下画像は、「パーティクルフィジックス」( )と「スター」のエフェクトを加えてレンダリングしたものになります。
エフェクトをかける前は、円状のチェック模様の地面と円柱2つしか存在しないレンダリング画像になります。
エフェクタ処理では、色の「RGBA」と「Z値」、各種マルチパス情報を参照してレンダリング画像を加工します。
それぞれのグレードで使用できるエフェクタは以下のようになります。
Basic版では「BlurEffector」「スター」のみ使用できます。
エフェクタ名 | 機能説明 | Basic | Standard | Professional |
---|---|---|---|---|
スター | 背景に星を描画します | O | O | O |
BlurEffector | アニメーションレンダリング時に動きがある場合に、ブラー効果を与えます | O | O | O |
ノイズを加える | レンダリング画像全体にノイズを加えます | X | O | O |
アルファチャンネル検出 | レンダリング画像のアルファ値を表示します | X | O | O |
Z値検出 | レンダリング画像のZ値を表示します | X | O | O |
階調の反転 | レンダリング画像の色を反転します | X | O | O |
レンダリング情報焼き込み | レンダリング情報をレンダリング画像の左下に表示します | X | O | O |
タイムコード焼き込み | アニメーション時のフレーム番号などをレンダリング画像の左下に表示します | X | O | O |
グローエフェクタ | レンズフレア効果をレンダリング画像に与えます | X | 機能制限あり(ver.16まで) O (ver.17以降) |
O |
パーティクルフィジックス | 煙や炎などのパーティクルを描画します | X | O | O |
FogPlus | 霧効果を表現します | X | X (ver.16まで) O (ver.17以降) |
O |
DepthPlus | 被写界深度(DOF)効果を表現します | X | X (ver.16まで) O (ver.17以降) |
O |
エフェクタを指定する
エフェクタの指定は、イメージウィンドウの「効果」タブの「エフェクタ」で行います。
複数のエフェクタを重ねていくことができます。