形状の表面を発光させたい
面光源は「閉じた線形状」に対して有効な光源です。
球体や独自の形状の表面自身を光源にする機能はありません。
表面材質の「発光」は表面色のみの発光効果になり、光源としての役割はありません。
以下の手順を行うことで、疑似的に形状の表面を光源にすることができます。
以下のようなシーンを作成しました。
拡大すると以下のような電球を発光する箇所としています。
プレビューレンダリングで「パストレーシング(大域照明)」でレンダリングすると以下のようになりました。
「発光」を5.0にしていますが、光があまり届いていません。
なお、レンダリング設定の大域照明で「イラディアンスキャッシュ」を使用すると、
補間されて光が地面に届くようになります。
この手順については「表面材質の「発光」で形状表面を発光させる(イラディアンスキャッシュを使用)」をご参照くださいませ。
指定の形状の表面を光源にする
発光させたいポリゴンメッシュの面を線形状に変換
ブラウザで光源にしたいポリゴンメッシュを選択し、ツールパラメータの「線形状に変換」を選択します。
これにより、ポリゴンメッシュの面ごとに「閉じた線形状」となります。
「閉じた線形状」を面光源にする
「閉じた線形状」をブラウザで複数選択します。
親のパートの選択ではなく、「閉じた線形状」を選択するようにしてください。
形状情報ウィンドウを表示し、「光源属性」の「可視」チェックボックスをオン、「明るさ」に0.0より大きい値を指定します。
これで、「閉じた線形状」は面光源になりました。
レンダリングすると以下のようになります。
面光源数が多いと時間がかかるため、できるだけ少ない面数になるようにしたほうがよいかもしれません。