法線マップとは

Shade3Dの表面材質で利用する法線マップとは、形状表面の向きを
変化させることで凹凸を表現する、一般的な3DCGの手法です。

同じように凹凸を表現する手法として、表面材質のバンプマッピングがあります。
バンプマッピングはグレースケールによる「表面の高さの変化」を用いて凹凸を表現することに対して、
法線マッピングは、陰影情報が記録された3色のRGB(赤、緑、青)画像を用いてモデル表面の法線(normal)を
変化させ精度の高い表現を行うことができます。

画像は、左から通常画像、バンプ画像、法線画像です。
通常画像 バンプ画像 法線画像

法線マップでは、法線方向が左右軸を赤、上下軸を緑、垂直深度を青で表しています。
Shade3D法線画像

法線マップとバンプマッピングを組み合わせた表現方法は、「パララックスバンプマップ」とも言われ、
バンプの高さと法線マップの陰影情報を組み合わせた現実的な凹凸の表現を行うことができます。

・パララックスバンプマップとは?
https://knowledge.shade3d.jp/kb4197

また、UVマッピングと法線マップを組み合わせることで、glTFやFBXなどのファイル形式で
Shade3Dより出力しても他のソフトウェアに効果を受け渡すことができます。
法線マップを組み合わせて利用することで、形状表面に傷や溝などの凹凸を法線画像で簡単に表現することができ、
情報量の多い余分なポリゴンメッシュを削減させ、余分なデータ量を抑え出力することもできます。

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