表面材質の「環境光」カラーボックスに色設定してもレンダリングに反映されない

Shade3D Ver.20以降

統合パレット>表面材質>環境光は、無限遠光源やスポットライトなどの光源に設定された
環境光の設定値に応じて色が反映されます。

環境光数値による違い

Shade3D Ver.19以前では、統合パレット>無限遠光源の環境光の値が初期値では「0.20」となっています。
これにより、表面材質>環境光のカラーボックスに色を設定することで、レンダリングにも反映されます。

対して、Shade3D Ver.20以降の製品では、リニアワークフローへの対応や現実に即した光の特性を
シミュレーションするため、無限遠光源などの環境光の値を他の光源(スポットライトや点光源など)と
合わせ初期値では「0」になっています。

・[ver.20] リニアワークフロー
https://tutorials.shade3d.jp/post/3501

・リニアワークフロー
http://help.shade3d.jp/shadehelp/source/ja/Manual/20.0NewFeatures/Rendering_Related/Linear_Workflow/00.html

表面材質の環境光の色をレンダリングに反映させる場合は、無限遠光源や光源属性の「環境光」の値の調整を行なってください。

無限遠光源の環境光 スポットライトの環境光

なお、Shade3D Ver.20以降のバージョンで、Ver.19以前と同じ無限遠光源の環境光と初期値を同じに
調整する場合は、レンダリング設定>イメージタブ>カラーマネジメント>ワーキングカラースペースの設定により異なります。

ワーキングカラースペースが「リニアsRGB」が選択されている場合は、光源の環境光の値を「0.03」
「sRGB」「レガシーShade3D」が選択されている場合は「0.20」などの値で同等の明るさになります。

ワーキングカラースペースプルダウンメニュー

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