複数のマッピングレイヤを合成する際に、テクスチャの繰り返しを目立たないようにする (マット)
表面材質でマッピングを行う場合、「反復」を使用することで繰り返しの表現を行うことができます。
これは地面などの大きな形状で有効ですが、繰り返し(タイリング)が見えてしまいます。
この場合は、複数のテクスチャを重ね合わせてタイリングが目立ちにくいようにします。
このときマッピング要素の「マット」と併用することで、より自然な合成ができるようになります。
「マット」を使うと、マットで使用しているパターンを次のマッピングレイヤの適用率として反映します。
- マットで「スポット」や「雲」などのソリッドテクスチャのパターンを指定
- マットのマッピングレイヤの前後で「反復」数を変える
とすることで、タイリングが目立ちにくくなります。
以下のような3枚のテクスチャを用意して合成します。
それぞれが、1枚のテクスチャでタイリング加工されているものになります。
以下のようにマッピングレイヤを指定しました。
マッピングレイヤ番号 | パターン | パターン属性 | その他 |
---|---|---|---|
1 | イメージ | 拡散反射 | 反復:5×5 |
2 | スポット | マット | — |
3 | イメージ | 拡散反射 | 反復:4×4 |
4 | スポット | マット | サイズを少し小さく |
5 | イメージ | 拡散反射 | 反復:3×3 |
レンダリングを行うと、反復での繰り返しを指定していますが、元の画像に比べてタイリングは目立ちにくくなっています。
「マット」の「適用率」を変えることで、それぞれのテクスチャの合成を調整できます。