選択形状をボクセル化する (ボクセル化メッシュ)
選択された形状を小さな立方体で構成される「ボクセル」に加工することで、
3Dプリント時にエラーが出にくい形状を作成することができます。
ボクセル化メッシュ後にモデリング編集作業がある場合は向きません。
モデリングが終わった後、3Dプリンタに出力する前工程での使用が効果的です。
面の厚みがない場合、または一定の厚みが確保できていない場合、
面が小さすぎる場合、形状が交差する場合にボクセル化することで、
3Dプリンタで出力する際に部品が欠ける状態を抑えることができます。
以下のような形状をボクセル化します。
この形状の場合はツノ部分や歯の部分が細かくなっており、3Dプリンタにそのまま出力すると、
欠ける箇所が出てきます。
対象となる形状をブラウザで選択し、ツールボックスの「編集」-「共通」-「その他」-「ボクセル化メッシュ」を選択します。
ツールパラメータで「適用」ボタンを押すと、ボクセル化されます。
ツールパラメータで「元の形状を非表示にする」チェックボックスをオンにしていると、
ボクセル化を適用したときに元の形状は非表示状態になります。
「ボクセル分割数」が初期設定の64では形状によっては粗いため、256に変更すると以下のようになります。
「ボクセル分割数」を上げることにより、より細かい表現ができるようになります。
下画像は、左が「ボクセル分割数」64、右が256です。
3Dプリンタで出力する場合は、
「ボクセル分割数」で分割されたボクセルの大きさが
3Dプリンタの「積層ピッチ」と「ノズル直径」よりも十分大きいことが大事な要素になります。