NURBSカーブで「面を張る」に失敗する際の解決方法
ver.17
NURBSの「面を張る」機能は、閉じているNURBSカーブに面を張ってNURBSサーフェスにすることができます。
NURBSサーフェスで閉じられていない箇所の面を張ることもできます。
ここでは、NURBSカーブで「面を張る」場合に処理に失敗する場合の解決方法を記載します。
NURBSカーブが平面上にあるか確認
NURBSカーブをNURBSサーフェスにする場合は、同一平面上にNURBSカーブが存在する必要があります。
以下のようなNURBSカーブの場合は「面を張る」を実行すると失敗します。
以下のように同一平面上にNURBSカーブが存在するように調整します。
「面を張る」を実行すると以下のようになりました。
NURBSカーブが完全な同一の平面上にない場合は、この処理は失敗することになります。
NURBSカーブが閉じているか確認
以下はNURBSカーブとして閉じているように見えますが、「面を張る」を実行すると処理に失敗しました。
この場合は、面が完全に閉じられてない可能性があります。
これを確認していきます。
形状編集モードに移行します。
コントロールポイントが見える状態になったので、図面を拡大して確認していきます。
拡大すると、コントロールポイントが閉じていない箇所がありました。
この場合は始点と終点のコントロールポイントを同一位置に収束させる必要があります。
コントロールポイントを同一位置に収束させる
NURBSカーブのコントロールポイントを同一位置に収束させます。
形状編集モードで対象のコントロールポイントを選択します。
マニピュレータの拡大縮小で縮小を行い、ツールパラメータで「移動:拡大縮小」の値をXYZ=(0, 0, 0)に入力し「確定」ボタンを押します。
これで、離れていたコントロールポイントが同一位置に移動しました。
面を張る
[Enter]キーを押してオブジェクトモードに移行し、ツールボックスより「面を張る」を選択します。
これで、NURBSカーブはNURBSサーフェスとして面が張られた状態になりました。