fbxやobjエクスポート時に自由曲面やサブディビジョンサーフェスの面数が増えるため、調整したい
fbxやobjエクスポート時に自由曲面やサブディビジョンサーフェスの分割で面数が増えるため、最適化して出力します。
以下の機能を使用している場合に有効です。
- 閉じた線形状
- 自由曲面
- 回転体
- 掃引体
- ポリゴンメッシュのサブディビジョンサーフェス
これらは内部で分割レベルを持っており、それを変更することで面数を抑えることができます。
ただし、面数を削減するとそれだけ形状は粗くなることになります。
分割レベルを調整する手段
形状ごとの指定
ブラウザの形状名の前に「<」を付けると分割レベルは上がり、「>」を付けると分割レベルが下がります。
複数を指定できます。
下画像は、サブディビジョンサーフェス(OpenSubdiv)を使用したポリゴンメッシュでの比較です。
「自由曲面を滑らかにする (形状での面の分割を調整)」もご参照くださいませ。
エクスポート時の指定
fbxやobjファイルをエクスポートするときに表示されるダイアログボックスで、「曲面の分割」を指定できます。
初期状態では「普通」になっており、これはシーン上の表現と同じ分割レベルになります。
「粗い」で分割レベルを1つ下げます。「細かい」で分割レベルを1つ上げます。
fbxエクスポート時の比較
例として、以下の自由曲面と回転体を多用した形状をfbxエクスポートしたときの総面数を比較します。
この形状は、自由曲面の名前の前に「<」を指定して1段階分割レベルを上げています。
fbxエクスポート後、新規シーンでfbxインポートして比較しました。
曲面の分割 : 普通
ファイルサイズ : 768688 バイト
総頂点数 : 10492
総面数 : 10516
曲面の分割 : 粗い
ファイルサイズ : 228352 バイト
総頂点数 : 2780
総面数 : 2788
曲面の分割 : 分割しない
ファイルサイズ : 67664 バイト
総頂点数 : 392
総面数 : 388