透視図でズームや移動の動きが鈍くなった (フリーズする)
透視図上でカメラのズームや移動操作を繰り返していると、
マウスドラッグしてもズームや移動の変化量が少なく鈍くなることがあります。
これは、カメラ操作を繰り返していて視点と注視点の距離が極端に近くなった場合に発生する現象です。
これは不都合ではなく、視点と注視点を持つカメラの特性になります。
別途、グリッドスナップをオンにしているのが原因の場合があります。
メタカメラまたはオブジェクトカメラを割り当てた状態で透視図でズーム操作を繰り返すと、
透視図の右上のナビゲーションツールの移動やズーム操作をしても移動しにくくなる場合があります。
オブジェクトカメラの場合は、ブラウザで対象のカメラを選択し、形状情報ウィンドウの「カメラ属性」をチェックします。
「視点」と「注視点」がかなり似た位置にあるのを確認できます。
この場合は、透視図の操作が回転以外が効きにくくなっています。
解決策として、
形状情報ウィンドウの「カメラ属性」で「注視点」の位置を数値入力で視点より遠ざける、
透視図のナビゲーションツールのズームアイコンをドラッグし視点を遠ざける、
などを行います。
三面図では、オブジェクトカメラの錐台がワイヤーフレームで視認できるくらいになると、始点と注視点が離れていることになります。
この状態になると、透視図でもカメラの移動やズーム操作が効くようになります。
また、対象形状を選択(形状編集モードの場合は、頂点や面などを選択)して透視図の「図面に合わせる」アイコンを選択することで、
注視点と視点の距離も調整されます。
この操作を適宜行うことで、カメラの動きが鈍くなるのを回避できます。
メタカメラを使用している場合は、この方法で解決するのが早そうです。