レンダリング時のサンプリング数を視覚化
レンダリング設定の「マルチパス」で「サンプル数」チェックボックスをオンにすることで、レンダイング時のサンプリング数を視覚化することができます。
レンダリング手法の「パストレーシング」が有効な場合、
大域照明の「パストレーシング」「パストレーシング+フォトンマッピング」が有効な場合に、
この「サンプル数」を選択できるようになります。
以下のシーンを大域照明ありでパストレーシング + イラディアンスキャッシュでレンダリングしました。
イラディアンスキャッシュのパラメータとして「キャッシュの品質」2.5、「キャッシュトレランス」3.0を与えています。
「サンプル数」のパスに切り替えると以下のようになりました。
これは、間接光のサンプル数が色で表現されます。
イラディアンスキャッシュの「キャッシュの品質」を切り替えてサンプル数を比較すると以下のようになります。
左から「キャッシュの品質」を1.0/2.5/4.0と指定しました。
青 → 緑 → 赤 → 白の順でサンプル数の増加を表示します。
このサンプル数は目安となり、サンプル数が多いほど品質がよくなるというのを保証するものではありません。
レンダリング手法によるサンプル数の扱いの違い
大域照明無しの場合
レンダリング手法 | ブロック(大 – 中 – 小)フェーズ |
---|---|
レイトレーシング | 使用不可 |
パストレーシング | サンプル数 |
大域照明ありの場合
レンダリング手法 | イラディアンキャッシュ生成フェーズ | ブロック(大 – 中 – 小)フェーズ |
---|---|---|
レイトレーシング | 間接光のサンプル数 | 間接光のサンプル数 |
パストレーシング | 間接光のサンプル数 | サンプル数 |
「大域照明あり」のときは「イラディアンスキャッシュ生成」フェーズでのサンプル数画像が表示され、
次に「ブロック(大 – 中 – 小)フェーズ」でのサンプル数画像が表示されます。