面光源の周囲がアンチエイリアシングされない ?
シーンに面光源を配置して「可視」で表示してレンダリングした場合、
面光源の周囲はアンチエイリアスがかかりにくく滑らかに見えない状態になります。
面光源を拡大すると、以下のように周囲にジャギーが目立つのが分かります。
これは、HDRとして見たときに面光源自身が発光しており最終的なピクセル値が1.0よりも大きいために起きる現象になります。
レンダリング時のアンチエイリアス処理では、隣接するピクセル色の差により補間処理が行われます。
このときに、面光源のような色差が大きくなる要素があると
補間しても間に合わず、このようなジャギーが出る状態になります。
この問題を解決するには、
画像処理ツールで面光源の周囲をぼかす、
大きいサイズでレンダリングして後で画像処理ツールで縮小する、
などの手段が考えられます。
Shade3D内での画像編集でブラーをかける
イメージウィンドウのレンダリング画像を右クリックし、ポップアップメニューで「画像編集」を選択。
右下の「フィルタ追加」で「ブラー」を選択して、「ブラー量」を5.0にして「適用」ボタンを押します。
「ブラー量」が大きいほどボカし効果がかかります。
イメージウィンドウのレンダリングウィンドウにブラーのフィルタがかかります。
拡大すると以下のようになりました。
ただし、「画像編集」では一度かかったフィルタを元に戻すことはできません。