レンダリングや図面(モデリング)の速度を速くするハードウェア/動作環境とは

Shade3Dに限らず3DCGを行われる場合は、メインとなる作業に応じて環境を検討する必要があります。

例えは、レンダリングやアニメーションのレンダリング速度を向上させるには、
CPUとRAM(メモリ)、一部機能ではGPUが必要となります。

レンダリングは、CPUで処理を実行しクロック数(GHz)やコア数が多いほどレンダリング時間が短縮され、
RAM(メモリ)については、搭載量が多いほど安定した動作を得ることができます。
クロック数(GHz)は計算の処理速度が向上し、コアは数が増えるほど同時並行で行える作業が増えるため、
全体的なレンダリング時間が短縮されます。

また、AIノイズ除去やGPUレイトレーシングなどを活用すれば、設定等によりレンダリング時間も短縮することができます。
※これらの作業は、対応した「GPU」を搭載する必要がありますので詳しくは、ご利用製品の動作環境をご確認ください。

・デノイズ(AIノイズ除去)とは?
https://knowledge.shade3d.jp/kb10741

・GPUレイトレーシング
https://knowledge.shade3d.jp/kb10834

・旧Shade製品の動作環境を確認したい
https://knowledge.shade3d.jp/kb5732

次にモデリング画面の描画速度(図面のスクロールやワイヤフレームの表示)はGPUに依存します。

こちらも型番やVRAM容量などにより速度が異なります。
型番は新しい世代、高いグレードのものほど描画が高速化されます。

VRAM(メモリ)については、ビデオメモリやグラフィックスメモリとも呼ばれ
搭載量が大きいほど処理性能に大きく影響し、高解像度の動画・画像や3DCGなどで
大容量のデータを利用する際は、容量が大きいほどスムーズな画像表示が可能になります。

3DCGを行われる場合は、どれも重要なものとなりますので、販売店等より情報を取得して、
購入の際に検討課題の一つとしてください。

最後になりますが、レンダリングや描画速度を改善するには、ハードウェアなどの
動作環境を見直すことでも改善できますが、極端に高速化することはございません。

上記にご案内いたしました情報は、あくまでも検討する際の「指標」とするべき内容で
例えば、「CPU」を遅くして、「GPU」だけを速くすれば良いわけではございません。

ハードディスクをHHDからSSDに変更することでも全体的なパフォーマンスは向上しますし、
ノートパソコンの場合は省電力などの機能が働くと遅くなるケースもありますので、
全体的にバランスを考慮しながらご利用環境についてご検討いただけると幸いです。

Shade3Dを含む3DCGを利用して、速度面での動作を検討する場合は、
OSの設定やShade3D上の設定を見直すことでも改善する場合があります。
制作するシーンに応じてご確認ください。

・レンダリングを速くする
https://knowledge.shade3d.jp/kb8366

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