単一形状で移動/回転/スケールのアニメーションを行いたい
Shade3Dのアニメーションは、「ジョイント」構造を使用することで個々の形状にモーション情報をキーフレームとして与えることができます。
他の3DCGツールのように単体の形状に対してモーションのキーフレームを与えたい場合、
ジョイント構造を間に入れる必要があります。
移動と回転のモーション付けを行い場合は移動ジョイントや回転ジョイントを個別に使用するか、ボールジョイントを使用します。
移動と回転アニメーションについては「形状ごとの移動/回転アニメーションを行いたい(ボールジョイントを使用)」をご参照くださいませ。
これに加えて、スケールのモーションを与えたい場合、「拡大縮小」または「均等拡大縮小」ジョイントを使用します。
「拡大縮小」ジョイントは、指定の方向に対してスケール処理を行います。
「均等拡大縮小」ジョイントは、すべての方向に対してスケール処理を行います。
ここでは、移動と回転はボールジョイントを使用し、その中に「均等拡大縮小」ジョイントを配置しました。
さらにその中に対象形状を入れています。
スケールの中心をボールジョイントの移動/回転と同じにするため、スケールの中心とボールジョイントの中心を合わせます。
ブラウザで「均等拡大縮小」ジョイントを選択し、ジョイントモードにします。
モーションウィンドウの左上の「シーケンス」チェックボックスをオンにしてシーケンスモードに移行し、
タイムラインのキーフレーム位置を移動して図形ウィンドウのマニピュレータを操作します。
マニピュレータの四角形の箇所をドラッグすると、拡大縮小します。
モーションウィンドウの「+」ボタンを押してキーフレーム登録します。
この操作を繰り返すことで、スケールのアニメーションを行うことができます。