形状の表面に指定の形状をランダムに敷き詰めたい
落ち葉の表現など、物体の表面に対して形状をランダムに敷き詰める場合は「サーフェスリプリケータ」の使用が便利です。
ここでは例として、以下の5枚の落ち葉の素材をポリゴンメッシュで用意しました。
それぞれのテクスチャイメージに対して、RGBAのアルファで透過表現したpngファイルを割り当てています。
落ち葉のポリゴンメッシュは、Y=0の高さに配置しています。
地面として、四角形のポリゴンメッシュの配置します。
これは閉じた線形状でも問題ありません。
また、地面が落ち葉と同じ高さ(Y位置)にならないように、落ち葉を少し+Y方向に移動させました。
落ち葉のポリゴンメッシュをX=0、Z=0の位置に重ねるように移動させます。
この操作は、ブラウザで形状を選択して形状情報ウィンドウのバウンディングボックスで数値指定すると操作しやすいです。
地面のポリゴンメッシュをブラウザで選択し、ツールボックスの「パート」-「ジョイント」-「サーフェスリプリケータ」を選択します。
地面の形状が「形状名:対象サーフェス」となり、その次に「サーフェスリプリケータ」パートが配置されます。
ブラウザ上の「サーフェスリプリケータ」パート内に、落ち葉のポリゴンメッシュをドラッグして移動します。
ブラウザで「サーフェスリプリケータ」パートを選択し、形状情報ウィンドウでパラメータを指定します。
「個数」で配置する数を指定。
「形状をランダムに複製」チェックボックスをオンにし、Yを0.5と高さ方向にずらすようにしました。
これにより、落ち葉同士が重なるときのちらつきを抑えます。
「回転Y」を指定し、Y軸中心のランダム回転を与えます。
「均等拡大縮小」チェックボックスをオンにし、拡大縮小値を0.25など指定します。
これでランダムな拡大縮小を与えます。
プレビューレンダリングすると以下のようになりました。
地面を分割して凸凹を「マグネット」で与え、
地面の表面材質/テクスチャマッピングを土模様にしました。
これにサーフェスリプリケータを適用することで、曲面に沿った落ち葉の表現も可能になります。